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人の好意には鈍感なくせに、嫌悪だけに目敏くて。

彼の目から生まれた 彼の目から、そしてご両親の目から。
彼は一人になりたがらず、誰かとのつながりを求めなかった。人と友達になりたがらなかった。
私もそんな風になりたかった。
彼が開け閉めできる鍵になりたかった。
彼は私に友達になってほしいと言っていたが、彼の言葉は言葉でしかなかったのだろう。
私が彼の目を開けられるようになるまで、彼は私を受け入れられなかった。私が彼の心を開けたり閉じたりできるところを見せなければなりませんでした。
そうして、ようやく彼は受け入れてくれた。
それでも、その人の心に残っているのは私です。
彼が今でも愛しているのは私です。
彼が心を通わせている人。
私は彼の成長の付属品であり、彼の力となってきたが、彼の世界の中心にいるのは私ではない。それは私ではありません、それが鍵です。
私が彼の鍵なのです。
結局のところ、彼の心の中心は私なのです。
私は彼の鍵になりたかった。
彼の閉ざされた心の扉をそっと開けるような存在になりたかったのです。
「紫苑ちゃんは男になったんだね」
「ええ、そうです。
私は命令で話そうとしました。

Photo by Free Public Domain Illustrations by rawpixel

人の好意には鈍感なくせに、嫌悪だけに目敏くて。いびつな人という印象を受けた。
きっと臆病なのだ。彼は本質的には他人が好きで、それでも信用はできなくて、心の奥で閉じこもっているのだ。
だから私は、彼のカギになりたいと思った。
彼が閉ざした心の扉を、やさしく開けられるような何かになりたいと思ったのだ。

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