中国の電子商取引大手アリババと傘下の金融会社アント・グループの創業者である馬雲（ジャック・マー）が行方不明になっている──複数のメディアがこう報じたことを受けて、ソーシャルメディア上では、米在住の中国人不動産王が「マーは殺されるか収監される」と予想した動画が拡散されている。
9月30日にアップされた動画には、在米の中国の不動産大物が、馬雲氏が中国に戻ることができないと予言している様子が映し出されている。また、2015年にホワイトハウスの宴会で中国の習近平国家主席が馬氏と会談している様子も映し出されている。動画の中では、”ジャック・マー “と名乗る中国の大物は、中国で逮捕される可能性があるという。”彼は非常に危険な男だ。彼は刑務所に行くか、路上で殺されるだろう」と大物は言う。
北京の米国大使館はCNNに、中国の不動産大物グループの発言者が予言をしているという動画が本物であることを確認した。馬雲氏はシンガポールのオフィスにいるとみられる。彼の行方は不明。
動画の中で馬氏は、かつてカリフォルニア大学バークレー校の学生だったと語っている。彼は「良い記憶力」を持っていて、共産党員だったと言っています。彼は「政治的反体制派」であったために逮捕され、後に懲役刑を言い渡されたと言っています