政府が新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、医療従事者や高齢者、基礎疾患がある人への優先接種に続く一般の人への接種開始を5月ごろと想定していることが分かった。政府関係者が19日、明らかにした。河野太郎行政改革担当相は厚生労働省から聞き取りを開始し、政府が掲げる2月下旬までの接種開始へ作業を加速させた。
同省は全国の保健所や保健組合、保健施設などに、新方針の下での予防接種計画を通知するメモを送付した。また、夏には初の全国キャンペーンを実施する予定だという。
メモによると、ウイルスの感染者が急増していることから、政府はウイルスの拡散を防ぐためには、一般の人にワクチンを接種することが最も効果的だと判断したという。
厚労省は今週初めに発表した報告書の中で、13の州と市区町村で14日までに988件のウイルス感染者が出たとしています。月31日に福岡県で最初の患者が報告されて以来、5月19日現在で833人が報告されています