もうおしまいだ。何もかも。俺のせいで。こんなはずじゃなかったんだ。大体、俺はただの高校生であって、地球を救うヒーローになんて最初からなれるわけないんだ。あの子も、救えなかった。俺のせいで。「諦めないで」(??)ふとそんな声が聞こえた。
少年の声は続いた。
“僕は負けない。あきらめない。たとえ、そこから立ち上がって、自分の力を使うことになっても…。私は戦わなければならない。私は戦わなければならないし、勝たなければならない。たとえそれがわずかな命であっても。愛する人たちを守らなければならない。たとえ自分一人でも。誰でもいいんです。愛する女の子でも良い。それでも僕は彼女を守る。そして、私はこの惑星を守ります。みんなを守るよ。大丈夫だよ。大丈夫だよ」。
少年の顔は灰になっていた。
“前と同じことをしている…。I guess”
“だったら、大丈夫…地球のために負ける人になってもいいんだよ。その命がどんなに些細なものであっても…。地球であることに変わりはない。小さな命であっても、私はこの星を守ります。たとえ救えなくても、自分の力で守ります。”
そんなことを言っていた少年の声は震えていた。
その後、少年は去っていった。
最愛の人と自分の星を残して。
そして、笑顔で去っていった。
正義のヒーローであり、愛のヒーローであった少年が…