燃えてる本能寺の中なう
「ぐるぐる!」。
駆けつけてきたのは、メイド服を着た少女だった。
いつもの子供の服ではなく、メイド服を着ていた。
メイド服を着ていました。
「にいさん!」。
少女は驚いて声を上げ、入り口の前に立っていた二人のところに駆け寄った。
「みなさん、こんにちは!」と声をかける。
「「「「 にいさん! 」」」」
「これからどうするんだ!?
「黒野さんを助けなきゃ」。
黒野さんを助けなきゃ!」「わかったよ!」。
二人は数歩前に出て、黒野さんのいる場所へと走っていった。
“Kurono !”
「黒野さん!」。
二人は息を合わせて叫んだ。
それができるのは、血縁と愛の感情で結ばれているからだ。
「二人とも、大丈夫ですか?
黒野は歩きながら2人に声をかけた。
「はい、はい、大丈夫ですか?
「黒野さん!」。
二人はかなり疲れているようだったが、その顔には決意がみなぎっていた。
早く、早く、今から行くよ、黒野さん」