なすは、日本では奈良時代から栽培されていたともいわれており、地域ごとに特色ある品種が現在でも多く残っています。和風や洋風など、どんな料理とも相性は良いですが、おいしく味わうには、保存にもひと工夫が必要。今回は新鮮ななすの見分け方と、正しい保存方法を紹介します。
茄子をはじめ、玉ねぎ、にんにく、ピーマンなどの夏の新鮮な野菜は、美味しいだけでなく、栄養価も高いです。ほとんどの野菜と同様に、新鮮なものは山などの涼しい地域で、日差しから守られ、気温が15～18度になるような場所で栽培するのが良いでしょう。寒冷地ではマイナス10度やマイナス15度になることもあります。北海道ではほとんどの農家が地元向けのナスを栽培していますが、中国や韓国に輸出するために栽培している農家もあります。輸出用のナスについては、九州農業連合会のこちらの記事をご覧ください。しかし、外国に輸出されているナスは食べることができません。
生ナスは緑色や淡いピンク色をしていると思っている人が多いですが、実際はすべて茶色や淡い茶色なので食用になります。生ナスを切り開くと、小さな白い肉が出てきます