アマン商会の船団が襲撃された事件の調査と犯人グループの追跡のためにリベレーターの艦隊は現場宙域を通過した２隻の船を追っていた。
距離があるために艦種の識別はできなかったが、２隻は現場宙域付近で一度停止し、その後再びミズンへ向けて航行を続けていた。
ミズゼンの前に配置されていたのは、リベレーター旗艦とリベレーター偵察艦の二隻だった。
リベレーター艦隊の艦長を乗せていた巡洋艦もミズゼンに向かっていた。
“彡(ﾟ)(ﾟ)(ﾟ)(ﾟ)「えっ！？リベレーター艦隊が撤退したのか？”
“海賊の攻撃に気付いてミズゼンに向かったはずだ すぐに来るはずだ
“なるほど “それではミズゼンに行って使用許可をもらいに行きます”
“はい、ミズゼンでお待ちしております”
リベレーター旗艦とリベレーター偵察船の乗組員は既にミゼンの使用準備をしていた。
“了解しました”
リベレーター巡洋艦の乗組員はすでにミズンで待機していた。
ミズンを使うつもりはなかったが、万が一に備えてギスは操作部に手を置くようにしていた。
誰かに状態を確認してもらわなければ、水仙を使うことはできないのだ。
“「一人で行ってもいいわよ。ここで待っててね