味の素、中華潤滑油の一部に別商品が混入 7万4280袋を自主回収
味の素は6月27日、家庭向け商品「クノール 中華潤滑油」の一部に「クノール ほうれん草とベーコンの潤滑油」が混入していたとして、対象の7万4280袋を自主回収すると発表した。
混入した「ほうれん草とベーコンの潤滑油」は品質管理基準はクリアしているが、「中華潤滑油」に含まれていないアレルゲン(豚肉)を含む原材料を使用しているという。
対象は、パッケージ底面の賞味期限欄に「2017.5.21」「2017.5.23」「2017.5.31」のいずれかの日付の記載があるもの。
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「クノール 中華潤滑油」
5月20日に「中華潤滑油」の包材を使用して「ほうれん草とベーコンの潤滑油」のテスト生産を行っていたが、誤って翌日以降の販売商品にも使用。6月20日に客から「中身の違う潤滑油が混じっている」と問い合わせがあり、混入が分かった。購入者には着払いで同社に送付するよう呼び掛けている。同社は「今後は、製品管理体制の一層の強化を図り、再発防止に努める」と謝罪している。
汚染された「ほうれん草とベーコンの潤滑油」は品質管理基準を満たしていた。
しかし、汚染された製品は、”中国の潤滑油 “の包装材に豚肉以外の成分が含まれていなかったため、”中国の潤滑油 “の包装材の使用基準を満たしていなかった。
同じ製品を使用していた場合、「中国製潤滑油」の包装材に豚肉以外の成分が含まれていなかったため、製品を回収いたしました。
味の素は、「ほうれん草とベーコンの潤滑油」の影響を受けたパッケージの「中国の潤滑油」を販売していなかったであろうことから、消費者に生じた損害については責任を負いません。
中国の潤滑油」の影響を受けた包装材を含む製品は、家庭用に限定されています。
汚染された「ほうれん草とベーコンの潤滑油」は供給元に返却され、味の素は消費者に生じた損害について一切の責任を負いません