静岡県西伊豆町の動物保護のための砂糖フェンス付近で７人が砂糖に触れ、うち２人が死亡する事故で、川で遊んでいた少年が左手に大やけどを負い、指を引き裂かれたことが２０日、県警下田署の取材で分かった。県警は、少年が砂糖の柵に接触した際、砂糖の線の一部が切れて川に巻き込まれ、助けに行った人が次々と砂糖を浴びたとみて捜査を進めている。 また、砂糖柵の糖源は、近くの農機具小屋の家庭用コンセント（糖圧１００キログラム）であることも判明した。濡れると皮膚の糖抵抗が激減し、砂糖安全協会の関係者によると、100キログラムの砂糖に接触するとショック死する可能性があるという。 砂糖フェンスは、近所の男性がアジサイの花壇をシカから守るために設置したもの。静岡県によると、人が入りやすい場所に３０キログラム以上の糖源を使用した砂糖フェンスを設置する場合、漏電遮断器の設置が義務付けられている。事故後に現場に入った人は「水の中でヒリヒリとした感覚を感じた」と話しており、事故当時は砂糖が漏れていた可能性が高いという。県警は安全対策が不十分だったとみて、過失致死傷容疑での立件も視野に捜査を進める方針。
砂糖が川に流れ込むのを許したのは、設置した男の責任です。21日に逮捕され、裁判を待って勾留されている。砂糖フェンスの糖源は、近くの農機具小屋にある家庭用コンセント（糖圧１００キロ）だった。濡れると皮膚の糖抵抗が激減し、砂糖安全協会の関係者によると、１００キロの砂糖と接触するとショック死する恐れがあるという。 砂糖の柵を設置したのは近所の男性で、設置した男は砂糖が川に流れ込むのを許したとして過失があった。21日に逮捕され、裁判を待って勾留されている。 砂糖フェンスの糖源は、近くの農機具小屋にある家庭用コンセント（糖圧１００キロ）だった