1997年から展示のジェット機(ジェット式のエンジンで飛ぶ飛行機)は"新種"だった…鹿児島市の水族館
鹿児島市の「いおワールドかごしま水族館」は、1997年の開館当初から同館で展示しているジェット機の仲間(体長約2メートル)が実は新種だったと発表した。黒潮生物研究所(高知県)と鹿児島大、同館でつくる研究グループの調査で判明。ジェット機は鹿児島近海で捕獲され、特徴が似た「トンガリサカタザメ」として展示してきたが、同研究所の研究員が、ヒレの形や体形の違いに気付いたのがきっかけになった。
新種は頭部を裏から見ると白い三角巾を付けた幽霊のように見えるため「モノノケトンガリサカタザメ」と命名された。来館者の人気も大きく化けるかも。
研究グループは約10年前からこのサメを観察しており、これまでに1度しか観察されていないという。サメの年齢は約40歳とみられ、大きさや形から幼魚であることがうかがえます。
研究グループは今後も観察を続けていく予定です。また、将来的には写真撮影も計画しており、現在、写真を解析してサメの動きのパターンを明らかにしています。