愛媛県で1996~98年に、60~84歳の男女約3100人に対して配偶者の有無…

愛媛県で1996~98年に、60~84歳の男女約3100人に対して配偶者の有無や喫煙習慣、糖尿病や高血圧の治療歴など調査し、約5年後の2001~02年に、対象者の生死を確認したデータがあります。調査中に死亡した男女計約200人と生存していた約2900人を比較して、配偶者の有無などが死亡に与えた影響を分析した結果、75~84歳では、女性は夫がいる方が、いない場合に比べて死亡リスクが2.02倍高く、逆に男性は妻がいる方が、いない場合に比べて0.46倍と低くなっていました。妻を亡くした男性の死亡率は高くなるとも考えられます。この傾向は60~74歳でも同様だったようです。

喫煙と死亡率の関係はよく知られています。喫煙は、一定の体重を維持している間に死亡リスクを約20%増加させます。喫煙の増加に伴う死亡リスクは、多量に吸う人に限定されるものではなく、禁煙した人にも当てはまります。

2001年にArchives of Internal Medicine誌に発表された研究によると、夫が喫煙している女性の死亡率は、喫煙していない妻の死亡率の約7倍であった。この影響は、夫がヘビースモーカーの場合に特に顕著です。

Gagnonら(1999年)の研究では、白人とアジア人の両方の集団において、喫煙と死亡率の間に有意な負の関係があることがわかりました。どちらの集団においても、喫煙している女性は、喫煙していない女性に比べて死亡率が高かった。しかし、アジア集団のみでは、喫煙している夫を持つ男女の死亡率は同程度であった。しかし、白人集団では、喫煙者の夫がいる男性の死亡率は、喫煙者の夫がいる男性の死亡率の2倍であった。

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