試合を終えて家路へ向かうサッカー部員達。
疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう。
後輩をかばいすべての責任を負った三浦に対し、
車の主、暴力団員谷岡が言い渡した示談の条件とは・・・。
(タクジと谷岡、共にヤクザ)
-ああ、谷岡さん。
-もう一人のヤクザ、相田と仲がいいんだな。
-そうなんですか。
-相田はちょっと前に殺されたんですよ、警察官として悪いことをしたのがバレてね。
-ああ、谷岡さんが殺したんですか?
-そうです。そういうことであなたに迷惑をかけたくて、彼を撃ったんです。
-なんですって?
三浦は顔を隠そうとしたが、話を聞いて驚いた顔をした。
いっそのこと、認めてしまえばいい。
-はい、僕は…。谷岡さんを殺しました。殺人の罪はありますが、それだけで済む話ではありません。
三浦はゆっくりと席を立ち、1枚のインデックスカードを取り出した。丁寧に目を通した後、ゆっくりと横に引っ張り出す。
“これが私の告白です