隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃たのむところ頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔いさぎよしとしなかった。
いくばくもなく官を退いたあとは故山かくりゃくに帰臥、人と交まじわりを絶って、ひたすら詩作に耽ふけった。
酒をやめた後、彼は仕事を見つけ、銀行で秘書として働き始めた。仕事は非常に退屈で、酒やタバコにお金を使い、仕事は全く手につかず、永遠に退屈な日々を送っていた。退屈なことが大の苦手だった彼は、だからこそ、詩を書くということに興味を持ったのだと思います。
彼は非常に優れた詩作家にもなり、1,400行の叙事詩も書いて出版したが、もっと知りたいと思って完成させなかった。彼は多くのアイデアを持っていたが、それを書き留めることはなかった。悔しさと苛立ちが同居していた彼は、そのことばかり考えて時間を過ごしていた。
ある日、雑誌で幸福の心理について読んでいるうちに、彼は思いついた。
彼は詩を書き出し、それをすべて紙に書いて、どこか邪魔にならないところに置いた。彼は日が暮れるまで考えに考え抜いて、完成させた