激しい揺れに目を覚ますと、どうやら手を拘束された上馬車に乗せられ…

激しい揺れに目を覚ますと、どうやら手を拘束された上馬車に乗せられてどこかに運ばれる途中のようだ。
なぜ?ぼんやりとした頭で思い出そうとしていると正面の男が話しかけてきた。
「やっと目が覚めたか」
「どうせ国境でも超えようとしていたんだろう」
そうか、思い出した。
国境付近に錬金術の素材を採りに行っていたら、帝国軍と反乱軍の諍いに巻き込まれてしまったのだ

国境は閉鎖されていたので、私は町に向かって走った。
町を出る前に、国境まで連れてきてくれた馬車が止まっているのが見えた。
馬車に乗っていた衛兵たちは、私が黒髪の男と一緒にいることに驚いていたが、すぐに私を降ろしてくれた。
衛兵が言うには、国境に手入れに行くのだそうだ。
何としても参加しなければならない。
なぜついてくるのかと聞くと、食材を盗んでいる人を探すためについてくるのだという。
材料ってそんなに大事なの?
そうなんです。
私はこの世界のことを何も知りませんでした。
牢屋に入れられるのだから、この世界を知りたいと思った。
しかし、私は犯罪者ですから、恩赦を求めることはできませんでした。
犯罪者である以上、罰を受けなければならないのだ。看守は、私を裁判官の前に連れて行くと言った。
私は宿に戻り、支配人に国境越えの許可証の取り方を話した。
まさか取調室に放り込まれるとは思わなかった。
“もう大丈夫だよ。帰ります。

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