米欧主要紙などが加盟する業界団体は20日、米アップルのクック最高経営責任者(CEO)に書簡を送り、アプリ販売市場「アップストア」の契約を見直し、購読料にかかる手数料の引き下げ交渉を求める方針を示した。
2013年にAppleを退社し、Cue Mediaというデジタルメディア企業を立ち上げたApp Store CEOのEddy Cue氏は、手紙の中で、同社がコストを下げる方法に取り組んでいることを記しています。
またキュー氏は、同社の親会社であるApple Inc.は、オープンで無料のアプリ市場を信じており、iOSでもそれを推進していくと述べています。
“率直に言うと、業界の多くの人々は、イノベーションの導線としてのApp Storeの重要性を理解していません」とキューは書いています。”テクノロジー業界の多くの人々は、iTunesのようなApp Storeはアプリを配布するための古めかしい方法だと思い込んでいますが、それは単純に間違っています。”
同グループは、Appleはアプリ構築のリーダーであり、今後もそうあり続けるだろうと書いていますが、同社のやり方は「持続不可能になっている」と指摘し、Appleのビジネスモデルは持続可能ではないとしています。
“Appleは、業界の成長と、お客様の進化するニーズを満たすための革新を支援するリーダーとなるべき立場にあります。しかし、そのような役割を担えるだけの強さや集中力、健全さはありません。