米欧主要紙などが加盟する業界団体は２０日、米アップルのクック最高経営責任者（ＣＥＯ）に書簡を送り、アプリ販売市場「アップストア」の契約を見直し、購読料にかかる手数料の引き下げ交渉を求める方針を示した。
“私たちは値下げを要求しているのではなく、アップル社が他の国のアップストアと同じ条件を受け入れてくれる出版社に対して、より有利な料金を交渉することを求めています” と書簡には書かれています。
米国新聞協会がクックに送ったこの書簡は、水曜日にアップル本社に届けられました。アップルがアプリ販売プラットフォームのダウンロード数が500万件を突破したと発表してから5日後のことだ。
アップル社は、この手紙についてのコメントを控えています。
この手紙は、出版社が新しいビジネスに関心を持っていることを示す最初の兆候のひとつです。この書簡には、「New York Times」、「Wall Street Journal」、「Washington Post」、「Los Angeles Times」、「USA Today」、「Mashable」などの出版社が署名しています。
また、ニューヨーク・タイムズ、サンフランシスコ・クロニクル、シカゴ・トリビューンの3社は、アップル社に対して、出版社に請求するコンテンツの料金を引き下げるよう求めていましたが、この書簡はその1週間後に発表されました。