とある出来事を発端にネット炎上を引き起こし、引きこもりの身となっ…

とある出来事を発端にネット炎上を引き起こし、引きこもりの身となったH少年。
彼は自分の犯した過ちを無きものにするために、己の人生を賭する決意した。
彼が選んだ選択は、時間跳躍の研究――<タイムマシン>を開発し過去へ遡ることだった。
そして50年の月日を経てようやく完成・・・実験は成功だった。
2012年3月7日、午前0時・・・すべてが崩れ去る前の、まだ平和だった懐かしいあの日・・・。
しかし彼はふと気づく。あの日のH少年の道を正すこと、それはつまり、今の自分の存在を否定するということに。
だから今、僕はここにいる―――
その時、Hが選んだ答えとは。

2012年3月8日… 変化の日。
Hが作った機械は非常に効果的で、パラドックスを起こしていた。
マシンは、Hボーイ(Hがいた少年)が、マシンが発明された日に戻ってマシンを止めるというタイムラインを作ったのだ。
H-boyがH-boyでなく、H-boyがH-boyでないというパラドックスである。
そのパラドックスの原因については、いろいろな説があります(例えば、機械がまだできていなかった、機械は試作品だった、H-boyは機械を作る前の自分とは別人だった、機械がきちんと作られていなかった、H-boyがパラドックスを受け入れなかった、H-boyがそうせざるを得なかった、H-boyがパラドックスに対処する準備ができていなかった、などなど)。しかし、今ではこのパラドックスの生みの親が与えた明確な答えがあることがわかっている。この機械は、H-boyの未来が存在しないようにするために作られた。
H-boyはパラドックスを起こした実験だったのだ。
2012年3月9日… マシンが作られた。
H-boyは一声かけて、機械を倉庫に入れるように制作者に伝えた

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