提督、お忙しいのにお時間頂いてすみません。

提督、お忙しいのにお時間頂いてすみません。実はかねてより申し上げたかったことがあって…
皆さん、能代が阿賀野姉の世話係だと思ってるみたいですけれど、能代は…本当は…提督のお世話をしてもいいかなって、思って……
本当にっ!?  夢のようです! 提督! 能代、ずっと頑張ります!!
提督、あの、阿賀野姉ぇ見なかっ…ああ、提督、お疲れではないですかっ?! 顔色が良くないです。ダメです、座って! いまお薬持ってきますね。待ってて下さい。

阿賀野、提督が能代に会いたいと言っている!?
阿賀野を見たことがある。彼女はダイニングルームにいた。私が入ると、”能代様ですか?”と声をかけてくれました。
阿賀野はいつもニコニコしていた。
いつもニコニコしていました。彼女はいつも笑っていた。
いつも笑っていた。じろじろ見られても何も言わない。
そして、その時に…家の鍵を渡してくれました。
何か用事があっても、家にはいられない。能代様に会いに行かなくてはいけないのです。
何もしなくていいんです。ここで座っているだけでいいんだ。
私は何もする必要はありません。私はただここに座っているだけでいいんです。
彼女は何もしなくていいんだ。
私はずっと彼女を愛してきました。
ただ、彼女はいつもよそよそしいんだ。
私が何かを言っても 彼女は何も言わないだろう
でも…
俺が何かしても何も言わないし
彼女は私の前では何も言わなかった。
彼女は私の前では何も言わなかった。
私は彼女の笑顔を見たことがないので、彼女が笑っているとは思わなかったのです。
でも、今は、笑っているのが見える。
俺は能代の笑顔を見ている。
もっと彼女の笑顔を見なければならない

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