則本は2013年のルーキーイヤーから6年連続で2ケタ勝利を記録。2014年に田中将大（32）がメジャー移籍してチームが低迷する間も、5年連続奪三振王を獲得するなど孤軍奮闘の活躍を見せた。侍ジャパンにも選出され、球界を代表する投手となった。
しかし、2019、2020年の2シーズンは5勝止まりと、豪腕は鳴りをひそめた。肘の手術の影響もあったが、原因はそれだけではなかったかもしれない。則本はこの間、私生活で重大なトラブルを抱えていたのである。ベテラン球団関係者が語る。
則本は、妻の聖子と娘の留美が他の人と結婚していたため、どうすることもできなかった。則本は、気にしていなかった自分を責めたという。
則本の弟、啓介も2018年に白血病と診断された。関係者によると、則本は病状に関して弟のことを真剣に考えておらず、圭介も亡くなったという。
則本氏はうつ病を患っており、聖子さんが肝臓移植のために入院した日に則本氏が入院していたことを家族は知らなかったという。
則本さんの奥さんが言っていた。そのことが夫のうつ病の原因になっているかどうかは言えなかったという。
則本は5ヶ月間入院していた。
妻はそう言った。則本の体は手術後にショックを受けていたので、オフシーズンにマウンドに戻っても 彼の成績は悪かった。
則本は12月に手術を受けた。
復帰戦の日、彼はスプリングトレーニングのクラブハウスに姿を見せた