岡山県内で発生する腸管出血性大腸菌(以下「EHEC」という。

岡山県内で発生する腸管出血性大腸菌(以下「EHEC」という。)感染症の感染源や感染経路の究明,そして感染予
防や感染拡大防止対策の構築の一助とすることを目的に,2019年度に県内で分離されたヒト由来EHEC株を収集し,
疫学調査を行った。収集したヒト由来EHEC株56株のうち,O血清群では,O157が36株(64.3 %)と最も多く,次い
でO26及びO103がともに6株(10.7 %)と続いた。反復配列多型解析法によるクラスター解析では11種類のクラスター
が形成された。

のO157血清群はEHEC O26群に、O26株はEHEC O103群に最も類似していることが明らかになった。クラスター分析で見出されたこれらのEHEC株の変異プロファイルを、他の地域で過去に報告されたいくつかのEHEC血清群の株と比較した。
最も多いEHEC血清群はO26であり、血清型の18.6%を占めた。クラスター分析で見つかった他の血清群は、O103、O14、O153、O157、O17であった。
O157血清群はEHEC O157-2との関連が強いと思われた。この血清群は、O血清群で最も多く、22.8%であった。
EHEC血清群のうち、O26血清群はO血清群で最も多く(31.9%)、O血清群ではその割合は低かった(28.2%)。
O血清群では、O157血清群が37.3%と最も多く、O血清群では35.0%であった

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