仕事一筋で生きてきた守は、1年前にお見合いで志保と結婚。
しかし、守は志保が本当に幸せなのか、自分への愛が本物かどうか疑問を抱くようになる。そこで守は、インターネットの掲示板で志保の本心を聞き出そうと、架空の人物「暮林英二」になりすまし、志保とメール交換をするのだった。
驚いた志保は、少し傷ついたものの、守に好きだと告げる。2人は電話やインターネットでチャットをするようになり、やがて恋に落ちていく。守が彼氏がいるのかと尋ねると、志保は「好きな人がいる」と言うが、その人には言いたくないという。衛は志保が浮気をしているのではないかと心配するが、家を出る前に志保の調査を手伝うと言う。
コンビニで買い物をしていた守のもとに英治から電話がかかってきて、アパートに来るという。衛は英治から電話をもらい、アパートに行くと言う。英治と話をして店を出る守。
アパートに到着すると、志保がドアを開けたままにしていることに気づく。中に入ると、赤い寝間着を着た志保がソファに座っていた。英治と一緒にホテルに行くという。その日は何をしているのかと尋ねる守に、志保は “小説を書いている “と答える。衛は彼女が “小説を書いている “ことに気付き、執筆しているのかと尋ねる。