この世界の果てでまた夢が語られる。少女の名はセクサリス。失われた記憶を歌う物語。遥か遠い昔に滅びた星。記憶は人の形を持つ。この世界の果てまで流れて落ちた。仮象の魂。内なる声。自分を確立する為の記憶。巡る夢を見る。
夢は終わらない。世界が続く限り続くのだ。かつてこの世界に住んでいた幻影、少女とその夢の物語。
“少女の名前は何ですか?” (ライ)
“彼女には名前がない、世界と同じだ” (ヴァイ)
“なるほどね” (ライ)
“彼女と話をしたいのですが、彼女がこの世界と関係があるかどうかを聞いてもいいですか?” (Vai)
“はい、私も同じ気持ちです。” (ライ)
“ああ、ではお許しをいただきたいと思います。” (Vai)
“Okay.” (ライ)
“それでは、もしよろしければ。私は希望通りに少女に会います。” (Vai)
“ありがとうございます。” (Rai)
“その前に、よろしければ。私は傭兵団のリーダーを務めているヴァイです。しかし、彼女が言ったように、彼女の名前はセクサリスです。彼女は私の娘ではありません。” (ヴァイ)
“…え?” (ライ)
“それは事実です。セクサリスと呼ばれる少女は、傭兵集団「シス」のリーダーだ。” (ヴァイ)
“ああ・・・なるほど。” (ライ)
“あなたにはこの場を離れてもらいます。彼女には特別な任務がありますので、出ていかないと許しません。” (ヴァイ)
“ああ! …わかりました