この世界の果てでまた夢が語られる。

この世界の果てでまた夢が語られる。少女の名はセクサリス。失われた記憶を歌う物語。遥か遠い昔に滅びた星。記憶は人の形を持つ。この世界の果てまで流れて落ちた。仮象の魂。内なる声。自分を確立する為の記憶。巡る夢を見る。

これはどんな物語なのか?

読み終わるまで、これが物語だとは思いませんでした。

読み終わってから、失われた記憶というものが出てきました。私はこれまで、記憶の中で生きてきました。家族や友人との思い出。過去の記憶。私の子供時代のことです。でも、それを誰かに話すことはありませんでした。そして、ちょっとした天才だった母も、これらの記憶を知りませんでした。

しかし、これは違う。覚えていない記憶は、まだそこにある。そして、一生覚えていない可能性もあるのです。

夢がいつも正しいとは限らない世界で、自分の夢に期待してはいけない。

夢を漂わせて、宙に浮かせて。残るようにしましょう。死なないように

Photo by hannahlilly38

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