この世界の果てでまた夢が語られる。

この世界の果てでまた夢が語られる。少女の名はセクサリス。失われた記憶を歌う物語。遥か遠い昔に滅びた星。記憶は人の形を持つ。この世界の果てまで流れて落ちた。仮象の魂。内なる声。自分を確立する為の記憶。巡る夢を見る。遠くずっと遠く。まだ見ぬ場所。無数に光る物語の欠片を探す。深い空の底の様に限りなく蒼い記号の海。

(誠人の声) 数行の追加

私が世界の果てにたどり着いたとき、ある物語が語られるだろう。その少女の名はセクサリス。失われた記憶についての物語。遠い昔に消えてしまった惑星。幻影の魂。この世界の果てを去った幻影。私は目を覚ます。私はその道を歩く。真実は語られるだろう。最後には語られるだろう。それが真実なのだ。

Photo by Wanderer 86

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