映画で吸血鬼が着ているようなマント。

映画で吸血鬼が着ているようなマント。
私はそのマントを広げて、しげしげと眺める。
完全にドラキュラマントって感じだよね、コレ…
マントは相当に上等なものらしく、部室で試着したときにも感じたことだけど、シルクの肌触りがとても心地いい。
思わず、うっとりとした声が出てしまう。
特に裏地の真っ赤な部分、ずうっと触れていたい…ううん、これに、体中を包まれたい…
私は自然に、パジャマの上から、マントを羽織っていた。
首筋や手を滑らかに包む感触が気持ちいい。
それと同時に、なんだかイケナイことをしているような気持ちになる。
ぎゅうっとマントごと、自分の体を抱きしめるようにして、ベッドに倒れ込む。

そんな気持ちになって、いつものように嬉しかった。
そろそろ寝ようと思っていたが、何か違和感があった。
私は深呼吸をした。
その感覚は変わっていない。
背筋に寒気が走った。
胸に何かを感じます。
誰かが私のそこを押しているような気がした。
この感覚は私の心臓からのものではない。
胸を圧迫されているような感覚です。
この感覚は、私の心臓からのものではなく、何か別のものです
首筋に何かくすぐったいものを感じます。
誰かの体の温もりが胸に感じられる。
首筋に誰かの体の温もりを感じます。
この感覚は、私の心からのものではありません。
それは私自身の秘密の喜びなのだ。
そんなことってあるの?
胸が何かにくすぐられているような気がする。
これは、私の胸が愛撫されている感覚なのでしょうか?
私の肌はとても滑らかで、たまりません。
この感覚は、私の心からのものではありません。
この感覚は、私の密かな喜びなのです
ここには誰もいない…。
私はいつも自分の気持ちを一人で抱えていた。
私はたくさんの感情を持っていますが、それをコントロールできるのは私だけです

Photo by peter.tully64

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