大剣を振るう手に力がこもる。
僧侶からの転職で戦士になったがこんなにも適性が自分にあるとは思っていなかった。
このままトレーニングを続ければ、何かすごいことができるような気がしていた。
ただ、それを認めるのが怖かったのです。
そして、怖かったからこそ、調子に乗ってしまった。
そのあと、いろいろなことがありました。
村に戻ると、父がとても喜んでくれました。
予測していた通りだったのだ。
私は大きな報酬と新しい仕事を得たのです。
その仕事とは、騎士です。
私は今、村を守ることができました。
これで本当に家族を守ることができるのではないかという予感がした。
父の幸せは、私の親としての価値を証明するものでした。
そして、母と姉も喜んでくれました。
あまりにも嬉しかったのだ。
嬉しさのあまり、私のことを「ミスター」「ミスタークン」と呼ぶようになった。
それはとてもいい変化だった。
嬉しすぎて眠れなくなりました。
…… 僕は頑張ります。立派な騎士になります。みんなを守ります！」。
私はとても幸せだったので、父を抱きしめたいと思いました。
父の幸せは、私の幸せでもありました。
騎士になろうとした私は、とても幸運でした。
嬉しさの反面、不安もありました。