マントの感触が心地良い…真奈美はこんなに気持ちの良いマントを羽織ってたんだ…
“Mn? 真奈美、何してるの?寝るのか?”
和樹は、彼女が特に何も言わなかったことに驚いた。
“…いいえ”
“えっ、眠たくないの?”
“そうじゃないんだ。”
真奈美は寝る気はなかった。
“私と付き合いたい?学校の反対側に寝るところがあるっていうお店があるんだけど”
“私は…”
“じゃあ、公園で一緒に寝ようよ。”
“どんな場所なの?”
“「庭」と呼ばれる場所だよ”
“主人公たちが寝に行く場所のこと?私はそこには行きません。”
真奈美は急に、言ってはいけないことのように赤くなった