ずっと住むわけではなかったのに、大きな天井まである本棚が4つくら…

ずっと住むわけではなかったのに、大きな天井まである本棚が4つくらいあって、入居する時も出る時も3階の階段を行ったり来たりして、その翌日足が動かず大変だった。
 家に帰ると本を読んでいるか、3階の翌日の当たるボロアパートの窓際からぼーっと外を眺めているかしていた。
 日常生活も慣れて仕舞えば苦ではなかったが、引っ越しの時が大変だった。
ある日を境に彼は変わってしまった、それがいつかは思い出せないがたしかにその日があったことだけは覚えている。何年前だったか、あるいは数日前だったか、曖昧な記憶を辿るが螺旋状に絡まった記憶を紐解くことはできない。
 私が彼を記憶している姿で一番思い浮かぶのはどこで買ったかわからない難しそうな文庫本を読んでいる姿だ。

私の顔が赤く染まっていたのを覚えていますが、彼は私の肩越しに読んでいたのでしょう。
 
 
 
 私たち二人は、チームとして生きてきました。私たち二人は、チームとして生きてきました。
彼はとても良い人です。彼はいつも頼りになるし、いつも私のそばにいてくれます。彼を愛しています。
これからも彼と一緒に暮らしていきたいと思っていますが、それは無理だと思っています。もしかしたら、彼は忙しすぎてもう私の面倒を見ることができないかもしれません。
 
でも、彼はいつも私のそばにいてくれたし、きっと何か方法を見つけてくれると思うわ。私が一人で生きていける可能性もあります。小さい頃から友達がいなくなってしまった。悔しいですね。
結局、一人で生きていきたいわけではないんです。一人で生きていきたいんです。
いろんなところに行って、同じところに2回行ったのは久しぶりでしたね。
前にも会ったことのある場所だったので、きっと何か共通点があったのでしょう。
長い時間が経って、その場所の名前はもう思い出せませんでしたが、二人で行った場所であることはわかっています。
私たちがいたのは、たくさんの木がある場所で、道の先には大きな家がありました。

Photo by Ken Whytock

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