第8次計画が順調に進んでいる一方で、第7次計画は問題を抱えていた。

第8次計画が順調に進んでいる一方で、第7次計画は問題を抱えていた。
それを見たアスカは、嫌悪感を抱かずにはいられなかった。
 
そのために、少女の命は無駄になった。
第7次計画は成功した。
第7の計画は、人間と神が同じであることを破壊神に納得させるためのものだった。
でも、明日香の両親が生きている限り、明日香には選択の余地がなかった。
母と娘のためだけに生きたいと思っていた少女が、母と娘を守りたいと思っていた少女が、家族の下僕として生きたいと思っていた少女が、死んだ。
 

母親のもとに夜中に生まれてきた女の子。
“それにしても…”
“ごめんね。あと1日しかないんだから”
“いや、申し訳ないけど、行かなきゃ”
“じゃあ今度は君を一人にしないよ”
“この夜のことは これからも忘れない”
“覚えていない”
“しないよ”
“ごめんなさい…”
“泣かないで。自分を取り戻すんだよね?まだ時間はあるんだから”
“一生懸命頑張るよ”
“分かった 頼りにしてるよ”
“無理だよ。母のそばにいなければならないんだ」。
“母を見捨てるな この野郎”
“彼女を捨てない”
“いや、彼女を置いていかないよね?”
“しないよ”
“戻ってこなかったら どうするつもりだ?”
“彼女を置いて行かないよ?”
“いや、戻ってこないなんて言わないで!”
“たとえ戻ってきても、彼女を置いていくつもりはないよ”
“まあ、戻ってこないなら、私はあなたを待つしかない”
“戻ってこないよ・・・こんなところで死にたくないよ”
“残念だけど、行かなくちゃ。ここで待っているから」。
“君を待つのは嫌だ。ごめんね」。
“彼女と別れさせない”
“いいえ、ごめんなさい

Photo by thomasswilliams

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