計測制御の学習を通して
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究者たちは、最も不健康な人々の中に、最も教育熱心な人々がいることを発見しました。
「これまでの研究で、体をよく動かしている人ほど健康である傾向があることが分かっています。それは、身体をよく動かしている人は、日常生活でも身体を動かすことが多いという事実が大きく影響しています」と、この研究の筆頭著者であるアーバナ・シャンペーン医科大学の健康増進・行動科学助教授のマイケル・ハウゼンブラス博士は述べています。「しかし、この研究でわかったことは、不健康になる可能性が高い人は、教育水準が低いということです。彼らは、運動する機会をあまり持っていない人たちです。”
アメリカ予防医学ジャーナルに掲載された論文の中で、研究者達は、最も直接的に健康を改善する身体活動の種類は、週に3、4時間以内で行われる身体運動であることを、彼らの研究が示していると言っています。身体活動とは、一般に運動と呼ばれるもので、安静な状態から体を動かすために行う運動のことを意味します。身体活動は健康的な食生活を送る上で重要な要素ですが、それだけでなく、最も重要な要素でもありません。
ハウゼンブラスは、「身体活動は、健康増進のためにできる最も重要なことのひとつです」と述べています。とハウゼンブラスは言います。「確かに食事は大切な要素ですが、それだけではありません。様々な場面で様々な身体活動を行うことが重要であり、それらにアクセスし、オープンにすることが重要なのです。”と述べています。
American Journal of Preventive Medicineに掲載が決まったこの研究は、アメリカ全土に住む1,611人の成人を対象にした調査に基づいています。この調査は、行っている身体活動の種類とその量について質問するアンケートに基づいています。
その結果、身体活動が活発な人ほど太りやすいことがわかりました。この研究は、「行動危険因子サーベイランスシステム調査」と呼ばれるアンケートへの参加者の回答に基づいて行われたものです。
疾病管理予防センターによると、太りすぎや肥満のアメリカ人の数は、過去25年間で2倍以上になっています