君が持ってきた漫画くれた知らない名前のお花今日はまだ来ないかな?

君が持ってきた漫画 くれた知らない名前のお花 今日はまだ来ないかな? 初めての感情知ってしまった 窓に飾った絵画をなぞってひとりで宇宙を旅して それだけでいいはずだったのに 君の手を握ってしまったら 孤独を知らないこの街には もう二度と帰ってくることはできないのでしょう 君が手を差し伸べた 光で影が生まれる 歌って聞かせて この話の続き 連れて行って見たことない星まで 誰の手も声も届かない 高く聳え立った塔の上へ 飛ばすフウセンカズラ 僕は君に笑って欲しいんだ 満たされない穴は惰性の会話や澄ましたポーズで これまでは埋めてきたけど 退屈な日々を蹴散らして 君と二人でこの街中を泳げたら それはどれだけ素敵なことでしょう? 出したことないほど大きな声でやっと君に伝わる 歪なくらいがさ きっとちょうどいいね 世界の端と端を結んで 窓に飾った絵画をなぞってひとりで宇宙を旅して それだけでも不自由ないけど 僕は選んでみたいの 高鳴る心 謎だらけの空を 安全なループを今、書き換えて! 君の手を握ってしまったら 孤独を知らないこの街にはもう二度と 帰ってくることはできないのでしょう いくらでも迷いながら光も影も見に行こう 歌って聞かせてこの話の続き 連れて行って見たことない星まで 世界の端と端を結んで

– 独身男性に会うのは初めてです。どうなっているのか、すごく気になる。すごく怖いんです。カーテンの後ろに隠れている男が怖いんじゃない。鏡の中に隠れている男が怖いんだ。笑ってる男が怖いんだ 私を笑っている 小さい頃、いつも見られているような気がしていた。その感覚が嫌なんです。悲しくなるけど、私を見下ろして、私があなたの妹だとわかったら、もっと嫌になる。泣きたいけど、あなたがいるから、離れたくない。幸せになりたい…幸せすぎて、早くまた会いたい。だから僕の手を取るんだ この手をとって この街を出て行くんだ 寂しさを知らないから 君が差し出す光で影ができるんだ 歌ってくれ この物語の続きを 連れて行ってくれ…

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男が窓際に来たので、”こんにちは “と言った。”こんにちは! 会えて嬉しい、来てくれたんだね” “こちらこそ、よろしくお願いします” と言って歩き出した。寒い朝だった。まだ太陽は出てこない。雪も溶けず、光もあまりない。外には誰もいない。私は隅の椅子に腰掛けている。雪が降っている。道の真ん中に立っているような気がする、雪が頬に落ちてくる。でも、そこには誰もいない。私は携帯電話を取り出す。私の携帯電話だ。これは変だ。携帯を手にして最初にしたことは、写真を撮ることだった。私は道の真ん中に立っている。自分がどこにいるのかよくわからない。家の最上階にいるような気もするし、公園の近くかもしれない。あるいは、通りの真ん中かもしれない。あるいは、家の玄関先かもしれない。私の部屋にはいろいろなものが見えているはずなのですが、何が見えているのかよくわからないのです。でも、今、写真が撮れました。私の写真、そして私の顔。自分が見える。私が立っている雪が見える。私は微笑んでいる、と思う。私は笑っている。でも、雪は私の頬に降っている。寒いんだ

Photo by siamesepuppy

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