米欧主要紙などが加盟する業界団体は２０日、米アップルのクック最高経営責任者（ＣＥＯ）に書簡を送り、アプリ販売市場「アップストア」の契約を見直し、購読料にかかる手数料の引き下げ交渉を求める方針を示した。
フィナンシャル・タイムズ」、「ザ・タイムズ」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」、「ブルームバーグ・ニュース」などのジャーナリストがこの書簡に署名しており、印刷された紙のビジネスにおけるデジタルシフトをカバーするために、アップルが出版社への支払いを増やすことを求めています。
この書簡は、アップル社が既存のフェイスブックやツイッターのアプリを含め、すべてのアプリストアをApp Storeから削除すると発表したことを受けたものです。
書簡によると、この変更により、アプリストアは “出版社が利用できなくなり、競争上不利になる “としています。
“我々は、App Storeがパブリッシャーにとって、ユーザーがアプリを購入・ダウンロードできる強力なプラットフォームになると信じていますが、パブリッシャーに不公平な負担を強いる現在のポリシーを支持することはできません。” と書簡には書かれています。
なお、Apple社はJournal社からのコメント要請に応じていません。
ネイサン・オリバレス・ジャイルズへの手紙は、Nathan.Olivarez-giles@wsj.com。