吾輩は猫である。

吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。

問題の猫は鳴かず飛ばず。

猫ではない猫。An animal that is not an animal. A creature that is not a creature. A cat that’s not a cat. A cat that is not a cat.A cat that is not a cat. 猫ではない猫。

このように、すべてのものを「人間」と「そうでないもの」の2つに分類することにした結果、私たちはこうなってしまったのです。だからこそ、人間を分類したことで、お互いに怒りを覚えるようになってしまったのではないでしょうか。私は人間ですが、あなた方は人間ではありません。あなたたちは動物だ。あなたたちは獣だ。あなた方は無です。

もう一つだけ言わせてください。私は猫です。まだ名前はありません。どこで生まれたのかもわかりません。覚えているのは、暗くてじめじめしたところで泣いていたことだけです。人間を見たのはこの時が初めてでした

Photo by dmitryzhkov

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