うまれてこのかた砂利には色がなく、ジャリジャリするだけだった。踏まれているあいだが、わけあって踏んでくれる人がいなくなると、砂利はすっかり自信を失った。
数日後、砂利は自信を取り戻しましたが、少しでも動くと首をかしげてしまいます。砂利が本物の人間のように行動し始めたのは、私がボードゲームのスクランブルを始めたときだった。砂利は動き始め、話し始めました。そして、学び始めたのです。
最初の数日間はちょっとした実験で、スクラブルで遊んだときと同じ結果が出なかったことに満足していました。でも、スクラブルをやればやるほど、砂利が集まってきました。そして、スクラブルをやればやるほど、砂利は自信をつけていきました。私は、砂利がいずれ普通の幸せな家族の一員になることを願っていました。
砂利と遊んで数週間後、私は砂利と遊ぶのがますます面倒になってきたことに気がつきました。何時間も砂利と遊んでいても、次の日には元に戻ってしまうのです。もう嫌になった。ついに私は、勇気を出して兄に「砂利に言葉を教えたらどうなるか」と聞いてみました