私は今まで自分から進んで読書をしたことが少なかった。しかし周りの人間に「この本面白いから読んでみて」等と言われ試しに読んでみると面白いと思うことが多々あった。
「私はあまり本を読まないが、読むときは注意深く読む。本は順番に読むべきだ。私もそうでしたが、本はその後、片付けるべきです。私は本の前半を読むのが面倒で、後半しか読みたくないからだ。そうすると、また前半を読む時間になるのだが、その途中で前半を読むのが面倒になる。というわけで、前半をもう一度読んでから、本をしまう。そして後半を読み、それを片付ける。そしてまた後半を読み、片付ける。これを繰り返して、本をしまう。それが読書の進め方だ。文章の意味がわかる人は、文章全体、作品全体を理解することができる。本も同じである。言葉の意味を理解するために読まなければならない。私は言葉の意味を理解するために本を読む。楽しむために読むのではなく、意味を理解したいから読むのです」。 “私は本を読むように本を見ません。人が壁の絵や本を見るように見る。壁の絵を見るように、本を読むように、本を見てほしい。本というのは、そういうものなのだ