俺の幼馴染の朝日奈優雨は高校生にして未だにおむつを卒業できていない。

俺の幼馴染の朝日奈優雨は高校生にして未だにおむつを卒業できていない。

だから驚いたとは言えない。予想はしていた。 年明けに最後に会って以来、彼の顔を見るのは初めてだった。 彼と話すのは1カ月ぶりだった。 彼と久雄の間に何が起きているのか、なぜか少し気になった。 やはり、久雄の目は少し遠く、虚ろだった。なぜそれがそんなに気になったのかわからない。 つまり、彼は昏睡状態でも何でもない。 話す能力がないわけでもない。 気絶しているなんて信じたくもなかったけど、久雄がただ…とても…空っぽだったのがわかった。泣いているようだったが、久雄には遊ぶ涙がなかった。 彼が私に心を開いたかどうか、確かめなければならなかった。 ただ待つしかないと思ったが、そうでもなかった。 とにかく、その答えはもうわかっていた。 久雄がそんなに空っぽなら、そもそも彼が持っていた「希望」を私に与えることはできないだろう。 希望なんていらない。約束なんていらない。希望は空っぽの人のためにある。 誰の希望もいらない…私にはもっと必要なものがある。 私には愛が必要だった。 彼は私に必要なものを与えてくれた。 何を期待していたのかわからないけど、何を得たのかはわかる。 それはあまりにも大きかった。 私は泣きながら同時に笑っていた。 店にいた何人かは、突然の思いがけない光景に目を見張った。 そんなに長く続くとは思わなかったが、10分ほど続いた

Photo by Ars Electronica

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