すみません。入社手続きの書類をなくしてしまいました。

すみません。入社手続きの書類をなくしてしまいました。

「では、私はこれで」。 「お任せします」。 ギルドマスターと一緒にギルドを後にした。 「楽しみにしています」。 ギルドマスターはギルドを出て歩き始めた。 「このままでは何もできないのでは? 「まあ、それはいいことだ」。 ギルドマスターとしばらく歩いた。 ギルドはまだ改装中のようだった。 「この国の冒険者は全員生きているんですか? 「冒険者は全員死にました。生き残ったのは、今頃町にいるんじゃないかな」。 「ああ、そういうことだったのか。信じられませんね」。 憂鬱な事実だ。 「国の状況はどうですか? 「少し違います。まだ完全に全滅したわけではありません」。 「全滅していない? 「脱出した市民の数は減っている……」。 「殺された人の数は? 「もちろんです。逃げ延びたのは貴族や王族ばかりです」。 「……なぜそんなことを私に言うのですか」。 「城の町も破壊されている」。 町? 「城の村も、町も、その周辺も、すべて破壊されています」。 「えっ!」。 「さすがにこいつらは……」。 「何を言っているんだ」。 「生き残った貴族や王族は町にいるのか?それとも城にいるのか? 「城と考えられる場所は一つしかない」。 「その場所とは? 「以前、トレーニングに使われていた場所ですね」

Photo by FFTir

この作品の出来はいかがでしたでしょうか。ご判定を投票いただくと幸いです。
 
- 投票結果 -
よい
わるい
お気軽にコメント残して頂ければ、うれしいです。