「やめっやめてよぉ…」恥ずかしかった。

「やめっやめてよぉ…」恥ずかしかった。けど嬉しくもあった。私を求めてくれる。「ナァ〜んてカオしてるんダイ?」マホロアはニヤリと笑った。静かな夜に喘ぎ声とグチュグチュと白い液体が響き渡る。「そこはっっ…ああん…だめぇ…」二人きりの長い時間が過ぎてゆく。

「私に何をしたと思う?”と彼女は尋ねた。 「あなたに?」 「私はあなたの友人だった。友達であるべきだった 「私はあなたと一緒にいなかったでしょう。」 「友達であるべきだった 「一人でいるべきじゃなかった」 「マホロアは言った。「選ばせるべきじゃなかった」、「世界に運命を左右させるべきじゃなかった」。 「あなたは残ったでしょう。私だって残る。 「そして私も彼女を選んだだろう。 「君は残っただろう」 「そして僕は君を選び返しただろう」 「私は言った。「あなたは私を選んだ。 「あなたは正しかった 「そして、あなたは正しかった。「あなたは正しかった 月明かりが美しかった。マホロアは夜空を見つめた。あなたのことを考えたわ。この世に残されたものすべてについて考えた。決して存在することさえないものを。 「あなたは幸せになるべきだった」 私は言った。「あなたは幸せであるべきだった”。 「幸せだった」 「そうだった」 私は行きたくなかった。ここにいたかった。 「私も幸せだった。私は彼女に言った。「私たちは幸せだった。 「私も幸せだった 「私は正しかった。私は彼女に言った。「私は正しかった」 「私は正しかった。そして、あなたは正しかった。 「そうなりたかった」 「そうなりたかった」 私たちは泣かなかった。私たちは微笑んだ。お互いの話をした。一緒に笑った。そして一緒に泣いた。それが友情というものだ。 「ここにいたい」とマホロアは言った。「ここにいたい。 「大切な夜だった

Photo by Ars Electronica

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