師岡町 高齢者 子育て
「……はぁ」。 「なぜだ!」。 「最初から待っていたんです。あの子は……赤ちゃんじゃない」。 「私も待っていた」。 「いや、違うんだ。私の息子は人間の赤ちゃんから生まれたんです。そしてこの子は……ドラゴンから生まれたんだ」。 「なるほど」。 「わかるのはいいことだけど……怖い」。 「なんか……嫌な予感がする」。 「どうしたんですか? 「怖い」。 「あなたは赤ちゃんじゃない」。 「私は子どもです。私の胎内にいる赤ちゃんは……」。 「違うんだ」。 ソラたちは静かになった。 ソラはそれが違う種類のドラゴンだとわかったようだ。 おそらく、このことを聞いたのは彼が初めてだろう。 「では、出産の準備をしましょう」。 「そうですね」。 年配の保育士はうなずいた。 「子ども部屋に行きましょう」。 「はい、行きましょう」。 「……あ!」。 年配の保育士と胸の大きな二人が部屋から出てきたと同時に、ソラたちは子供部屋に向かって走った。 「いらっしゃいませ。 その子は変わった姿で生まれた。 子供は白い布で覆われていた。そして頭は黒い布で覆われていた。その布の外観は王冠のようで、頭からは大きな黒い角が生えていた。 ドラゴンの赤ちゃんだった。 「ああ、君がそうなのか。その子には母親がいた」。 「ありがとうございます」。 その子は赤ん坊か龍の赤ん坊のような姿で生まれた。 「龍族の子供で、あなたがここにいる」。 「それはよかった。