汐里ちゃんに占める彼氏の割合が高いのかもしれないけど、オレに占める彼女の割合はそんなに高くないと思う。自分の生活がある中のプラスの部分であってないと基礎部分だとは思ってない。恋人と遊ぶのは特権であって義務になるのはちょっと違うかなと。一緒にいるときに男たちといる時のように笑わないと言われても辛い部分ではあるけど汐里ちゃんといる時はいつも素です。一緒にいて楽しい時も多々あるし、鹿児島にも行きたいと思って探してたよ。 パワーを向けられなくて申し訳ないと思うけど、これから劇的に改善出来るとも思わないので別れた方がいいというのがオレの結論です。
一方、3週目を過ぎたあたりから、栞はある心の緊張を感じ始める。 [邪魔者になってはいけないというプレッシャーを感じています。邪魔者になってはいけないと思うし、鹿児島に行けるという希望も持たせてあげられない。栞と一緒にこの世界で生きていきたい。それを失いたくない。 栞は僕と一緒に過ごす機会があると、僕がどう考えているのか心配する。 [臆病になったんじゃないか、冷淡になったんじゃないかって。栞といるときは、素直になるようにしている。栞、寂しくない?」と聞くときは気をつける。こんな僕に慣れてしまわないか心配なんだ。 栞と一緒にいる時間があっても、僕は何も変わらない。彼女は変わらない。 – 一緒にいない日も、詩織は変わらないんでしょ? そう。 – 栞と友達みたいになったっていうのかな。 – ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー彼女の代わりに、同じことをしてきた。同じ世界に生きている者同士、年齢も同じなのだから。 – – [栞の身体は]柔らかい。 – – – [この話をするのは、これが最後の夜だと思う] – そして、それは私が言ったとおりだったことがわかった。 – それが最後の夜だった。 私は知っている。