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精神分裂病患者におけるコレステロールとトリグリセリドの上昇 著者らは抗精神病薬治療が空腹時血糖と血清コレステロールに及ぼす影響を解析した。その結果、抗精神病薬は空腹時グルコース値を低下させることがわかった。しかし、統合失調症患者の脂質レベルに関してはそうではなかった。この研究結果はPsychopharmacology誌に発表された。 抗精神病薬治療を受けている患者では空腹時グルコース、トリグリセリド、総コレステロールのすべてが対照群と比較して低かった。しかし、HDLコレステロールやLDL/HDL比には抗精神病薬治療による変化はみられなかった。著者らは、抗精神病薬が精神分裂病患者の空腹時血糖値や脂質値に及ぼす影響は、インスリン感受性への影響を介している可能性が高いと結論した。 統合失調症ではインスリン感受性の低下、血漿脂質の増加、HDL値の低下がよくみられる。脂質レベルの低下が精神分裂病の結果なのか、予後不良の徴候なのかはわかっていない。 低HDLコレステロールは精神分裂病患者の予後不良の徴候かもしれない。 この研究はPsychopharmacology誌に発表された。