「先生!

「先生!?」 インターホンの向こうで、ヒナは驚いているようだった。 先生は、両手に持ったビニール袋をカメラに写るように持ち上げて見せた。「寝込んでるって聞いたから、お見舞いに来たよ」

「先生、何か食べませんか? 「いえ、大丈夫です。胃は大丈夫です」。 「じゃあ、わがままだね。先生が見舞いに来ても、何も食べさせないよ」。 「それはそうね」 「一方、体調が悪いときは、食べ過ぎたい衝動を抑えられない」 「私だって何か食べたいよ、きっと」 「わがままを言ってるんじゃない。ただ興味があるだけだ」 「私も何か食べたい。そうでしょうね」。「でも先生、二人とも大丈夫ですよ」 「おっしゃる意味がよくわかりません。さっきも言ったように、どこが悪いのかわからないんです」。「先生、めまいがします」 「何か食べたら気分が良くなると思いますよ。すぐにわかると思いますよ。また後で」。 「先生、横になったらどうですか?」 「疲れてないんです」 「まだめまいがします。どこか具合が悪いのでしょうか?」 「めまいがするんですね「 」いえ、全然。胃は大丈夫。今から食べます」。「そうでしょうね」 「横になれば?」 「疲れてないんだ」 「まだめまいがする。どこか具合が悪いの?」 「めまいがしているのはわかるわ「 」いいえ、全然。胃は大丈夫。今から食べます」 「そうでしょうね」 「横になれば?」 「疲れてないんだ」 「まだめまいがする。どこか具合が悪いの?」 「めまいがしているのはわかるわ「 」いいえ、全然。胃は大丈夫

Photo by dorsetbays

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