魔力の根源、それは、習慣や行動、ちょっとしたきっかけなど、魔法使…

魔力の根源、それは、習慣や行動、ちょっとしたきっかけなど、魔法使い自身の魔力を生み出す為の特定の条件である。そしてその根源が分からないままはや十二年……私、カルディア・アインハルトは、占い学の先生、グレゴリオ・メギストス先生に泣きついている。「何よぉ、また来たのぉ?占いは所詮占いよぉ?」ドラゴン型の刺青が入ったスキンヘッドという非常にロックな髪型をしたグレゴリオ先生は、中年女性のような声色で、物腰柔らかにそう言った。「もう一度お願い致します!私の魔力の根源を占って下さい!」100コルト札を机に叩きつけ、目に涙を溜め、改めてお願いする。「でもねぇ、数秘術とか占星術とか根本的なやつがハズレだったんだし、あとはヤマカンかくじ引きみたいな占いしかないわよぉ?あたしだって的中率高い訳じゃないんだからそんな事にお小遣いすり減らさなくても……」「もうポーション飲みながら授業に参加するのはイヤですわ!背後からヒソヒソされる辛さが先生に分かって!?どうか何卒お願い致します!」「……しょうがないわねぇ、ちょっとリスク高いやつ使ってみようかしら?」と、グレゴリオ先生が豪奢な机の引き出しから小さな水晶玉を取り出す。「水晶占い……!初めて見ますわ」「ついでで見ちゃいけないものが見える可能性があるからあたしらみたいな雑魚占い師には本来タブーなのよ。それでもいつかはと思って持ってたの、ホコリ被らしとくなら使うべきよね」水晶を左手でもちあげ、右手の指をひらひらと動かしながら集中し始めるグレゴリオ先生。「あ……ありがとうございます……」「当たってから言いなさいな」凛とした声だった。水晶が白く曇り始める。

「リョウハ “とおっしゃるんですね。なるほど。じゃあ、なんでそんなに顔色が悪いの?」 「え?いや、いいんだ。ただ……ちょっと、言っておきたいことがあって……」。 手が震えていたので、彼女は口に手を当てた。 「リョウハ、私はずっと君のことが好きだった」 「私もよ、リョウガ。 二人は長い間友達だった。よく一緒に出かけたり、彼女が彼女の家に行くと、彼も一緒に来たりしていた。 「何でもないよ。僕はただ、君に言いたくなかっただけなんだ。悲しませたくなかった。ただ……」。 そして彼女は泣き出した。彼女はずっと泣いていたが、今はその悲しみが慟哭に変わり、両手で頭を抱えた。 「なぜ泣いているのかわからない。何でもない。泣かないで、リョウガ。私が守ってあげるから」こんな状況になったのはリョウガにとって初めてのことだった。学校の前で、校長先生を前にして、心臓がドキドキしていた。 「ごめんなさい、リョウガ。今は一緒にいられない。ごめんなさい.」 「でも、私もあなたを愛しています」 「わかってる 沈黙が続いた。 「私もどうしていいかわからない。何を言っていいのかもわからない。本当にごめんなさい。 「あなたも私に何を言っていいかわからない。ごめんなさい.」 「リョウガ、何も言わなくていい。僕は君を愛している。わかってる。わかってる。 その時、リョウガは声を聞いた。彼は校長を振り返った。 「すみません、校長先生…もう行きます」

Photo by bratislavskysamospravnykraj

この作品の出来はいかがでしたでしょうか。ご判定を投票いただくと幸いです。
 
- 投票結果 -
よい
わるい
お気軽にコメント残して頂ければ、うれしいです。