知識不足、勉強不足が多く、バイタルサインの測定後、指導者に報告し…

知識不足、勉強不足が多く、バイタルサインの測定後、指導者に報告した際、なぜ正常値ではないのか、正常値でないとどのような影響を及ぼすのかを問われた際、答えることが出来ないことが多かった。正常値を知るだけでなく、正常値でなければならない理由まで勉強、把握することでこのような状況を克服できると考えた。援助計画を実施する際、勉強不足や練習不足で自分でもあまり理解が出来ていないまま患者に腹部マッサージを実施してしまった。またIQが低く、理解力が低いという患者の個別性を考慮できておらず、理解力が低いのに少し複雑なマッサージを指導してしまった。その結果、次の日患者に腹部マッサージについて尋ねたところ、あまり理解してもらえていなかった。このことを踏まえて、患者のIQ、理解力を考慮してマッサージを簡易化し、重要な部分だけを抑え、少ない言葉で伝わりやすいよう、視覚を用いたやり方で指導をした。午前中に視覚を用いて説明をして患者と向かい合って一緒にマッサージを行い、午後に質問形式でやり方を復習したことで重要な点を押さえて理解してもらうことができた。カンファレンスでは、積極的に発言をすることが出来なかった。

私はこの経験をより理解しやすくすることができた。このマッサージの教え方が、患者にとって唯一の方法だと言っているわけではない。しかし、この方法によって、マッサージがどのように行われるべきかという基本的な考えを患者に与えることができたと私は感じている。指導の目的は、患者にできるだけ早く正しいマッサージのやり方を示すことであって、患者にとって重要でないことを理解させることではないはずだ。私は患者に対して少しイライラしていたが、もっと経験のあるセラピストが同席していれば、この患者にマッサージを施していただろう。これは患者が指示を理解できなかったのではなく、患者に対する経験不足と患者の知的能力に関する情報不足が原因である。 この患者は単にIQの低い若者ではなかったことを理解することが重要である。この患者には、失読症や学習障害などの重大な知的障害もあった。この患者は、マッサージを行う手助けをするのが教師だけという状況にあり、問題であった。しかし、教師の経験不足が患者の症状の一因であったとは感じない。

Photo by IAEA Imagebank

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