ある目標をたてるとします。その目標達成を目指して、グループの1人1人が意識して、目標にはげむ姿勢と、目標達成を目指して、グループのただ1人だけが意識して、目標にはげむ姿勢では、なにが違うのか、どちらに何が抜けているのか、両方のメリットとデメリットをかいてください。
最初の場合、目標を 「幸せになる 」あるいは 「幸せを感じる 」と表現するかもしれない。つ目の場合、目標を 「より生産的になる」、あるいは 「より生産的になったと感じる 」と表現することができる。 最初の表現は、幸せになろうとする人の姿勢を表している。もうひとつは、より幸せを感じようとする人の姿勢を表している。前者がより幸せな状態を意識的に目指しているのに対し、後者がより生産的な状態を意識的に目指しているとすれば、前者は目標に向かって意識的に努力している人の行動の結果を表し、後者はより幸せを感じようとしている人の行動の結果を表している。 この2つの説明の違いをモチベーションと呼ぶ。幸せになることを目標にする場合、動機はその目標を達成するために何かをすることである。より生産的になることを目標にする場合、私たちの動機づけは、その目標を達成するために何かをすることである。 モチベーションとは、何かをする、あるいは何かをしようとする意識的な意思のことである。言い換えれば、モチベーションは私たちの行動を導くものである。 しかし、感情に支配されるとどうなるだろうか?私たちが怒ったらどうなるだろうか? 怒りに支配されると、私たちの行動は少し変わってくる。望む結果を得るために何をするかを考えるのではなく、その結果を避けるために何をするかを考えるのだ