ハムスターの病院の付き添いをした帰り道

ハムスターの病院の付き添いをした帰り道

地元の公園で小学2年生の授業中、私は見たこともない女の子に出くわした。 「こんにちは、お隣さんです、質問があります」 「何ですか? 「朝ごはん食べた? 「え?」彼女の顔は真っ赤だった。 「朝ごはん食べた? え? 「朝ごはん食べた? 「あ、いや、覚えてない」 「朝ごはん食べてないの? 「ああ」 「何があったの? 「母が仕事から帰ってきて、ここに座っていたんだ。いい夢を見たんだ。 「どんな夢? 「ああ、何かはわからない。でもそれだけは覚えてる」。 「朝食は食べた? 「何を食べたかって? 「朝食は食べなかったの? 「なんだ、信じられないのか?」 授業中だったので、ストレートに言わなければならなかった。 「ああ、信じられないよ。朝食を食べたのはあなたでしょう」 こんなことは初めてだった。いつもは 「ああ、食べたよ 」と言うだけだった。でも今回は変な気分だった。朝食を食べなかった?何なんだ?朝食を食べた覚えはない。確かに朝食を食べたとは思わなかった。朝食を食べた覚えがない。 「悪夢を見ただけかもしれない。ハムスターを病院に連れて行くために学校に行く途中だったのかもしれない。夢が間違っていたのかもしれない。ハムスターを病院に連れて行く途中だったんじゃない? 「ああ、ハムスターに会いに行きたいんだけど、どこに行けばいいのかわからなくて」 「ああ、あなたは病院に行きたくないでしょう。

Photo by themillersofliverpool

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