流れ行く車窓の景色を眺めたり車両内を駆けずり回ったりしてはや数十…

流れ行く車窓の景色を眺めたり車両内を駆けずり回ったりしてはや数十分、私は焦り始めていた。「私は!私はなんてことを!行先不明!システム不明!運転手もいない!こんな意味不明な電車にその場の空気感だけで乗ってしまいましたわ〜!」「今更そんな騒ぐなよ俺まで不安になってきただろうが」そう言うタイヨウ君は、これだけが頼りとばかりにカメラを両手で握りしめ、不安げな表情を浮かべていた。何より不安なのが、もう数十分経つのに次の駅に停車しない。自分達以外の乗客もいない。運転席は空っぽでハンドルはすっぽ抜けたように存在していなかった。当然アナウンスもない。不安要素が多すぎる。

「太陽くん」と声がした。女性の声だった。 肩越しに見ると、相沢だった。隣に座っていた女性の突然の出現に、私は少し戸惑った。あの不思議なドアを最初に見たのは相沢だったのだ。 「不思議ですね”。と私は言った。 「何が起こっているのかわからないけど、長い間何かを探していたような気がする。そしてそれはすべて間違っているようだ。それに、私は夢を見ているのではないのかもしれない」。相沢は真剣な顔で私を見た。 「なるほど」。私はうなずいた。 「私はうなずいた。 「どういう意味ですか?私は口を開いた。 「ええと、ここしばらく聞いて回ったんだ。最初は何も知らなかったけど、だんだん詳しく教えてくれるようになった。事前に答えが分からなくても、今なら分かる。でも、この場所について私が持っている情報があまりにも曖昧なのは申し訳ない気がする……そもそも、なぜこの場所が特別なのか?この奇妙なドアは何?」 藍沢は目を見開き、口を少し開けていた。「わからない」 「どうしたの?私は首を振った。 「そうなんです。僕はこの辺の出身じゃないんだ。何から始めたらいいのかわからないんだ」 相沢は笑い出した。 「ただ、それだけです。記憶が曖昧なんです。自分の名前も思い出せない。僕は未来から来たただの旅人なんだ。私がここにいる理由もわからないし、わからない。

Photo by flickr4jazz

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