先生が言ってたとしても、わたし自分の耳で聞いてないし、明日先生に…

先生が言ってたとしても、わたし自分の耳で聞いてないし、明日先生に言われたら考えるけど、そもそもそんなに変わる気ない。席交換するだけでそんなに?って思うかもしれんけど、席を交換するなら先生がわたし本人に直接伝えるはずだし、理由を聞いた時も先生が言ってたじゃなくて、きこに伝えてっていうはずじゃん?それはおかしいんじゃない?

「……問題は私自身のミスだと理解しています」。 「じゃあ、そもそもこのクラスでそんなに変わらないようにお願いします。キコちゃんにはちょっと荷が重すぎるから、そんなに苦労させないでほしい」。 「わかりました」。 私もわかります。 「あなたは男だから、いつも怒っている。こんなふうに先生を怒らせるわけにはいきません」。 「先生のことはどうでもいい。私はただキコちゃんの隣に座りたいだけ。お願いだから、そんなに難しくしないで」。 「何が言いたいんだ、自分がやりすぎだってことがわからないのか? 「わからない」。 「わからないなら、キコちゃんに他の席で立ってみろって言えばいいんだよ」。 「……わかりました」。 「じゃあ、先に進みましょう」。 「いや、できない」。 「じゃあ、なんで私がキコちゃんの隣に座らなくちゃいけないのか聞いてよ」。 「……わかりました」。 「じゃあ、次に行きましょう」。 「いや、わかりました。わかりました」。 きこえちゃんは素直になり、先生も少し我慢に戻ったが、手で顔を動かすきこえちゃんがかわいくて、思わず笑いがこぼれた。先生は壁の時計を見たが、すでに時間は早かった。 「君たちは回り道をしているようだが、そろそろ教室を出よう」。 「いや、明日は体育館に行くから、教室を出よう」。 「そうだね。体育館を使って走らなければならないなら、早く戻らなければならない」。 「じゃあ、明日も早く帰ろう」。

Photo by ClimateGroup

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