そんなクレイグが、ニヤニヤと笑いながらシャロウに詰め寄る。

そんなクレイグが、ニヤニヤと笑いながらシャロウに詰め寄る。「お前、性格診断野郎におんぶに抱っこで満点取ったのかぁ?ずいぶん良い\"性格\"してるなぁ?その根性叩き直した方が良さそうだ」「シャロウは素直な脳筋型だったが、それが叩き直すべき根性だというなら君は違うのか?」と、オリヒコがクレイグの方へ進み出て問いかける。「性格診断野郎は引っ込んでろ!」「つれないな、クレイグ・シュタイン。君とはまだ話してみた事がなかったじゃないか。君の願いも聞かせてくれないか?」「ああ?そんなもの、こいつの根性を今すぐ叩き直す事に決まってるだろうが!そしてお前が間に挟まる必要はねぇ。もう一度言う、引っ込んでろ!」「確かにその願いは僕がいなくても叶うかもしれないが、ついでと思ってこの手を取ってはくれないか?良い感じの武器(えもの)に変わるかもしれないぞ?」と、オリヒコがクレイグへ手を差し出した。「えええ!?なんでそっちにつくんだよオリヒコ君!?」「たまに、一度袖を通した服は二度と着ない、って主義の奴がいるだろ?あれと同じさ、君とは一度手を組んだからね」「薄情者め!」叫びつつ、シャロウは杖を構え、クレイグからの攻撃に備えた。「ふん、まあ良いだろう、根性の違いってやつを具現化させてやる」と、クレイグはオリヒコの手を取った。そうして、オリヒコが変身したのは、長い鎖に繋がれたモーニングスターだった。少し大きめの棘付き玉はスパイクというよりウニに似た棘がびっしりと付いたクラシックなもので、当たれば流血は免れないだろう。

怪しく見える。だから、織彦、これ、サチからもらったんだ。「わかった、私が望むのは、彼に今すぐ腹を割ってもらうことだ!何度も言うけど、関わらないで!私がいなくてもその願いは叶うかもしれないけど、一応、私の手を取ってくれる?いい武器になるかもしれないだろ?」 彼は書類の包みを前に差し出す。車に乗るんだ」と彼は言う。 彼を逃がしてはいけない。彼は君に何でもさせる力を持っているんだ。

Photo by PROSPECTS 4 Refugees

この作品の出来はいかがでしたでしょうか。ご判定を投票いただくと幸いです。
 
- 投票結果 -
よい
わるい
お気軽にコメント残して頂ければ、うれしいです。