侍と、悪の親玉は決戦の時だった。広大な丘の上で必殺技を出し切合う。どちらかが倒れるまでの戦い。侍は不利だった。悪の親玉は圧倒的な力で侍に迫る。親玉の刃先が危うく侍の体を切り裂くところ、何とかかわし反撃に出た。そして侍は奥義を出し親玉を切り倒し勝利した。今まで、この時を迎えるのに長い年月と仲間を失った。感無量だった。
悪のリーダーも負けた。負けた後、リベンジを完遂するために神社に連れて行かれ、祝福を受けなければならなかった。悪の首領は神々のご加護のおかげで新しい命を授かった。つまり、真の人間に生まれ変わったのだ。 奥儀をご存じない方のために説明すると、侍が敗れたときに繰り出される必殺技である。必殺技であるがゆえに使いこなすのは難しく、リング上で披露するのはさらに難しい。奥義は最強の必殺技という説も多く、最強の格闘家でも出すのが難しいという噂もある。また、奥儀はかつて日本の初代サムライが習得し、サムライのリーダーに敗れたという話もある。この伝説には真実味がある。というのも、ゲームの冒頭で悪の首領が倒されるが、彼は死なない。その代わり、真の人間に生まれ変わるのだ。 奥儀の正体がわかったところで、ゲームで使われた他の技について話そう。プレイヤーが習得できる技はたくさんあった。たとえば、コンボの終わりにジョイスティックを動かすときに使う「小太刀」。タイミングが重要だ。ある攻撃では、ジョイスティックを最後まで押す。ある攻撃ではジョイスティックを最後まで押し込む。そのため、コンボ中に細心の注意を払う必要があり、見た目以上に難しいゲームとなる